2011年10月31日月曜日

世界の人口が70億人を突破

 世界の人口が70億人を突破したそうです。
このペースで増え続ければ今世紀中に100億人に達すると予測されています。

その結果、世界的な食糧不足が懸念され人口密集地域と過疎地区が遍在することになると。

ちなみに人口国別順位は
                 1位 中国       13億4千万人
                 2位 インド       12億2千万人
                 3位 アメリカ       3億1千万人
                 4位 インドネシア    2億3千万人
                 5位 ブラジル       1億9千万人
                (10位 日本        1億2千万人)


 私は人口が多すぎるのも、少なすぎるのも好ましいこととは思いません。
しかしながら、私の小中学生時代の社会科では「日本は国土が狭い。が人口は多い。よって人口密度は非常に高い。オランダと同じくらいだ。」と人口の多さと人口密度の高さをマイナス(負)面から捉えて教えられたように記憶しています。(先進国からみると劣っているかのように)

今、少子化による社会の弊害そしてこれに伴う日本の国力の低下が問題となっています。なぜあの時代、プラスの面から見ることがなかったのでしょうか。今思うと不思議です。


話はまったく変わりますが、現在空前の円高が続いています。私は過度の円高を歓迎するつもりはありませし、輸出産業に多大な打撃を与えていることも十分承知しているつもりです。が、円高=悪
と決めつけあまりにマイナス面からのみ捉えているように思えてなりません。
  
円は強いのです、様々な活用方法があるはずです。もっと、プラスの面から捉えましょう。弱い円より強い円はよほど国の力となるはずです。  


所長   雑感
 

インドネシアの付加価値税

こんにちは。
いよいよ秋も深まり、そろそろ冬の足音も聞こえて来そうですが、
今週後半から約1週間のインドネシア行きを計画している
インドネシア特派員のヒゲです。

今日は、インドネシアの付加価値税(PPN)について書きます。

付加価値税とは、日本で言う所の消費税のようなものですが、
2009年インドネシア法第42号で、税率は10%と定められています。
また、政府令によって5%から15%の間で変更できるともなっていますので、
これから先、状況に応じて5%から15%の間で変わる可能性があります。

その付加価値税の対象となるものは以下の8つが規定されています。
1. 企業/個人事業者による課税対象品の受け渡し
2. 課税対象品の輸入
3. 企業/個人事業者による課税対象サービスの受け渡し
4. 海外の著作権、肖像権等の国内における使用
5. 海外のサービスの国内における使用
6. 企業/個人事業者による課税対象物品の輸出
7. 企業/個人事業者による課税対象となる著作権、肖像権等の輸出
8. 企業/個人事業者によるサービスの輸出
*6.7.8.の3つに関しては、税率0%

ただし、「多くの住民が基本的な生活に必要な物品」等4種の物品
及び「医療・保険」、「教育」、「宗教」等17のサービスに関しては
課税対象とならないとなっています。

日本の消費税の増税が議論されていますが、
果たしてインドネシア並みの10%まであがるのでしょうか、、、、、

*本記事の内容はあくまでも参考ですので、関連法令をインドネシア語の原文でご確認頂くか、現地の専門家にご確認頂きますようお願いいたします。

2011年10月30日日曜日

「めざせ自営の星☆」がブログに登場します

これまで当事務所発行のおたより「TSUJIタイムズ」に掲載していた
「めざせ自営の星☆」※をブログにて配信していくことになりました。
(※「めざせ自営の星☆」は辻会計事務所のお客様を紹介するコーナーです。)


紙媒体のこれまでよりもインターネットを通じて頻繁にたくさんのお客様をご紹介していきたいと考えています。
(ブログ右側のラベル「めざせ自営の星☆」で閲覧が可能です。)

これからもどうぞ宜しくお願いします。

2011年10月29日土曜日

ジャカルタ出張

11月上旬、ジャカルタへ出張いたします。
インドネシア進出を目指しておられる皆様のサポートをするべく
当事務所も本格的に取り組みを始めます。


所長


秋の楽しみ♪ 松茸狩り

おととしに引き続き、今年も松茸狩りに所員一同行ってまいりました。
有限会社向陽工業さんのご招待です。

「今年は不作で採れるかどうかわからない…」とのお話しでしたが、山に入ってみると次々に松茸を発見!
どうやら前日の雨が恵みの雨になり、ぴょこぴょこと松茸が顔を出したようです。

特大の松茸を発見!!











皆が松茸を次々と発見する中、おととし「松茸狩り名人」だった所長(詳しくはこちらをご覧下さい)は自力で1本も見つけられずショックが隠しきれない様子でした…(涙)











<本日の戦利品>
松茸以外のきのこも採取し、大収穫でした♪




山を歩き回った後は恒例のバーベキューでとれたての松茸をいただきました。

豪快に手でさいて焼き松茸↓ 本当にいい香りです。










山で捕まえたマムシも一緒にバーベキューに…
皆でこわごわ食べましたが、意外にも淡白な味でおいしかったです。
(山を知り尽くした名人以外は、マムシに山で出会っても手を出さないでください。今回私達は”山の神コウジさん”に捕獲していただきました。”神”は手でマムシの皮を剥いでいました…)










バーベキューを囲みながら話も弾み、とても楽しい秋の一日でした。
有限会社向陽工業の社長様、奥様をはじめ、一緒に過ごしていただいた皆様、本当に有り難うございました。







2011年10月28日金曜日

数字①(1~99)<インドネシア語教室6>

こんにちは。
久しぶりのインドネシア語教室です。

今回はインドネシア語の「数字 anka(アンカ)」について載せていきます。

インドネシア語の数字の読み方は英語とよく似ていて、10の位の読み方だけが20~90の位の読み方と違います。また、大きい数字になると3桁ずつの「,(コンマ)」で単位が変わっていきます。


まずは1~10まで。

1 satu (サトゥ)
2  dua (ドゥア)
3  tiga (ティガ)
4  empat (ウパッ
5  lima (リマ)
6  enam (ウナ
7  tujuh (トゥジュ)
8  delapan (ドゥラパン)
9  sembilan (スビラン)
10 sepuluh (スプル)


11~19は基本的には上の数字の後に「belas(ブラス)」をつけることで表します。
(11だけが例外で、belasの前にseが付きます。)
※この「se」は「1」の意味で、上記の「10 sepuluh の「se」も同じ意味です。

11 sebelas (スブラス)
12 dua belas (ドゥア ブラス)
13 tiga belas (ティガ ブラス)
14 empat belas (ウパット ブラス)
15 lima belas (リマ ブラス)
16 enam belas (ウナム ブラス)
17 tujuh belas (トゥジュ ブラス)
18 delapan belas (ドゥラパン ブラス)
19 sembilan belas (スビラン ブラス)

20 dua puluh (ドゥアプル)

puluhは10の位を表します。よって20は(dua + puluh)でdua puluhとなります。

30 tiga puluh (ティガ プル)
40 empat puluh (ウンパット プル)
50 lima puluh (リマ プル)
60 eman puluh (ウナム プル)
70 tujuh puluh (トゥジュ プル)
80 delapan puluh (ドゥラパン プル)
90 sembilan puluh (スンビラン プル)

puluhの最後の「h」は息を吐くように発音してください。


30以降は31なら「30 tiga puluh + 1 satu」 で 「 31 tiga puluh satu (ティガ プル サトゥ)」
32なら「30 tiga puluh + 2 dua」 で 「 32 tiga puluh dua (ティガ プル ドゥア)」と表します。
このルールは99まで同じです。


次回は100以上の数字に関して載せていきたいと思います。
それではまた。

2011年10月24日月曜日

インドネシアの労働者

こんにちは。日本に帰ってきて思ったよりも寒くなく、
快適な毎日を過ごしているインドネシア特派員のヒゲです。

さて、今日は税金の話を少し離れ、
インドネシアの労働者に関するデータについて書きたいと思います。

まず学歴別に見た労働者人口の割合ですが、2011年2月時点の
国家統計庁のデータによると、

1. 小学校中退/小学校にいかず 21%
2. 小卒            28.53%
3. 中卒            19.07%
4. 高卒            23.44%
5. 大卒            7.96%

となっており、まだまだ大卒者は一握りのエリートであることが伺えます。

また、小卒以下が49.53%と労働人口の約半分を占めており、
義務教育が終わった中卒を合わせると68.6%となっています。
経済成長著しいインドネシアとはいえ、義務教育を終えただけで、
あるいは義務教育を終えることなく就労を余儀なくされている人が
まだまだ沢山いることがわかります。

インドネシアでビジネスを展開(雇用)するには、こういったデータも
頭に入れておく必要があるように思います。

また、インドネシアの失業率ですが、同じく中央統計局のデータでは、
2011年2月時点で6.80%となっています。
2009年8月が7.87%、2010年2月が7.41%、2010年8月が7.14%ですので、
ここ2年は一貫して失業率が改善されてきており、このあたりからも
インドネシア経済の力強さが伺えるような気がします。

2011年10月19日水曜日

インドネシアの空港で③

「インドネシアの空港で」シリーズ第3弾。

インドネシアの空港で到着して目にするもの、出発時に目にするものです。


空港に到着して、まず目にするのがこれ。
黄色い服(←空港によって違います)を着てこっちを見ているお兄さん&おじさん。
にこにこして寄ってきて荷物のピックアップを手伝ってくれようとします。
「あら、なんて親切♪」と思ってはいけません。荷物1個いくらでお金を取られます。たくさん荷物があるときは利用するのもいいかもしれませんが、時に高額な値段を吹っかけられることがあるので注意が必要です。




そして出発するとき、チェックインカウンターの近くにこんなマシンがあるのをご存知でしょうか?
ラップを巻かれたトランクが台の上でくるくる回っているのが目印です。

これは荷物を雨や傷から守ってくれるフィルム(巨大ラップ)でぐるぐる巻きにしてくれる機械です。
トランクの蓋が壊れて開いてしまうのも防いでくれます。ぐるぐるラップを取るのが面倒で盗難防止にもなるのではと私は思っています。


バッグではなく段ボール箱で荷物を飛行機に持ち込む人が多いインドネシアでは、いくつかの段ボールを一つにするためにも使われています。
↓ぐるぐる巻きにした後は持ち手もつけてくれます。


トランクの場合はハンドル部分と足(タイヤ部分)のラップは切ってくれるのでそのままコロコロ引っ張ることができます。
これでトランクの安全は保障されたようなもの!安心して旅行に出発できます。
ちなみに通常のお値段は1個35,000ルピア。(空港と季節によって値段は変わります。)

私はインドネシア国内を旅行するときはいつもこのサービスを利用しています。先日日本に帰国するときにもいつものくせでこれを利用したのですが、日本の空港でターンテーブルから流れてくるぐるぐる巻きの自分の荷物が他の人の目を釘付けでなんだか恥ずかしい気がしました…(家に帰ってからの開封もなかなか大変です。)

インドネシアを訪れた時にはこの2つ、空港で探してみてくださいね。

秋の花水木(はなみずき)・雑感



春、ひらひらした優しい花を咲かせた花水木は、秋になると葉が
赤くなり、可愛い赤い実をたくさんつけています。私の家の近くの
会社の敷地内に植えられていて、通勤時に横目で見て通るの
ですが、四季折々に見せてくれる変化は、楽しみのひとつです。
公園の銀杏の木々の葉も黄色っぽい物が目につきます。
秋の深まりを目で確かめるこの頃です。今日はすばらしい秋晴
れでした。あまり早く寒くならないで欲しいと思いながら、
ひと時を楽しんでいます。

今日は中国で倒産する会社が出た・・・という情報を耳にしました。
利益が出ているときは、国に国益をもたらしてきた企業。でも
倒産したら、国はどう対処するのでしょう???中国も今までに
経験したことのない時代に突入したのだという感を得ています。
世界中が未経験ゾーンに突入しているような気が・・・なんだか
薄ら寒い感じがしてきました。















2011年10月17日月曜日

所得税こぼれ話

こんにちは。
久しぶりの日本を満喫している
インドネシア特派員のヒゲです。

先週、先々週と所得税、法人税について書きましたが、
今回はそれらが規定されている
2008年インドネシア法第36号のこぼれ話です。

この法律には非課税対象も規定されていますが、
まず、相続税は非課税となっています。

そして、興味深かったのは「両親が同じ兄弟・姉妹によって
受け取られた財産」も非課税対象になっていることです。

どうしてわざわざ「両親が同じ兄弟・姉妹」と
規定しているのかと疑問に思ったのですが、その理由は
恐らくですが、インドネシアではイスラム教徒に
一夫多妻が認められているため、「異母兄弟・姉妹」が
割と普通に存在することにあるのではと思います。

インドネシア人から聞いた所によると、イスラム法では、
例え父親が同じでも、異母兄弟・姉妹とその母が
父から相続した財産には口出しができないそうです。

また、父親が同じ兄弟・姉妹でも、やはり母が違えば
心情的にも両親が同じ兄弟とは違うということです。
つまり、イスラム法的にも心情的にも、やはり「家族」というには
多少の抵抗があるという人もいるということらしいです。

こういうことを考えると、両親が同じ兄弟への贈与は
「相続」と同等に見なされ、異母兄弟・姉妹への贈与は
「相続」と同等と見なされないというのも理解できるような気がします。

2011年10月15日土曜日

秋祭り

そろそろ、日本各地で、秋祭り
のシーズンを迎えている頃で
すね。
私どもの事務所のある岡崎市
の名鉄東岡崎駅界隈にも、
秋祭りのちょうちんが街路
樹のそばに掛けられました。

愛知県では、10月の
15、16日が町内のお祭りとい
うところが多いのではないかと
おもいますが、初日の今日は
あいにくの雨模様。
ちょうちんも雨よけがかけられていました。

豊かな恵み(収穫)に感謝して・・・
あすは、秋晴れの中、子どもみこしや
地元の方たちの楽しい日になると
いいですね。

2011年10月12日水曜日

インドネシアの空港で②

題名は「インドネシアの空港で」ですが、今回はトイレネタ第2弾です。

インドネシア第2の都市スラバヤの空港のトイレで発見したこの表示…














便座への座り方についての注意書きです。
左側:「間違い」 / 右側:「正しくは→」 と書かれています。

伝統的には日本の和式のトイレのような形が主流のインドネシア。
洋式便座でもしゃがまないと落ち着かない人が多いようで、このような注意喚起がされています。
インドネシアの公衆トイレの便座が傷だらけになっているのはこの座り方のせいとか…

日本も昔はこんな風だったのでしょうか…?
それにしても便座にしゃがむってすごいバランス感覚だなぁと感心してしまうのは私だけ?
ちょっとでもバランスを崩したら落ちてしまいますよね…

インドネシア旅行記 雑感



9月15日
とうとう、インドネシア滞在最後の日を
迎えました。
この日は早朝から、ジャカルタ北部
の街、コタ地区に出かけました。
噂に聞くバタビアカフェで朝食
を摂ってみたくて。
                
バタビアとは・・・
その昔、オランダが東インド会
社の拠点を現在のコタ地区に
置き、(イスラム王国のときジャ
ヤヤカルタと呼ばれていた街
を)バタビアと改称。
インドネシア各地の植民地の
中心として急速な発展をした街
でした。

今も当時の建物が(廃屋として
残っているものも数多く)ありま
した。オランダ風に木枠の窓が
たくさんある建物は、現代の私
達が見ても魅力が   
セピア色の雰囲気ある店内
夜は、音楽の生演奏も・・
あります。そして・・                          
バタビアカフェは、今もなお
たくさんのお客様をもてなして
いるお店でもあります。
店内には、来店した有名、
無名の人の写真が無数に           
貼られ、味わいをいっそう
深くしています。

ジャカルタは、最新の街でもあり、
古きよき時代も残している不思議な
都市でした。

店内の壁面は写真がいっぱい




                               

                                                                                     
  



この旅を終えて
「インドネシアってどういう国?」と聞かれたら、
多様性に富んでいて一言では言い表せない国と答えるでしょう。
島が違えば全く違う国のように文化が、風景が違っていて
興味は尽きません。

私にとって、初めてのインドネシアは、観光で訪れたバリ島でした。
バリ島は「地上最後の楽園」と称されるすばらしい場所です。
でも、バリ島はインドネシアの島々の中では(良くも悪くも)特別な
場所であるということを改めて感じました。
椰子の木より高い建物を作らず、伝統芸能やバリ人達のヒンドゥー教
によりどころを置いた儀式や生活様式・・観光客としてそれらを見せて
もらいに行っていたのだということを強く感じました。

他の島では、外国企業の進出や開発が進む一方で、イスラム教や
その地方の習慣によりどころをおきながらもエネルギッシュな人々
の日常生活を見ることができました。

さらにジャカルタのオフィス街では、日本人と思しきボスがインドネシア人
スタッフや、中国系のインドネシア人スタッフを引き連れての、ランチミー
ティングも数多く目にしました。
日本の企業がいかに多く進出しているかはもとより、人と人がその国で
つながっている様子を見るチャンスを得ました。
それは、とても好ましい風景に感じました。

この旅行でお世話になったインドネシアの皆様、
素敵な経験をするチャンスを与えてくれた、インドネシア特派員ひげさん
MOCOさんに心から感謝いたします。
また、広いお心で、休暇をくださいました事務所所長にもお礼を申し上
げます。
     
NOCCO

2011年10月11日火曜日

ジャカルタの風景

ショッピングモール
グランドインドネシア周辺



タクシーも渋滞の中


グランドインドネシアに入っている
SEIBU
老舗デパートセリナに加えプラザインドネシアやグランド
インドネシアという大きなショッピングモールがありました。
世界のブランド品店もたくさん入っています。








グランドインドネシアには、SEIBUを始め、紀伊国屋も・・・さまざまな小売店が出店しています。
また、地階では、こんな光景も・・・・・







もう世界でも、有名?EDAMAMEが売られていました。
やっぱり、日本人が買うのでしょうか?
それともインドネシアのセレブも購入??



新鮮で商品がとてもきれいでした。まるで日本のデパートのよう。


氷の上に並べられた新鮮な魚



水槽の中に泳ぐ魚。豊かな商品。日本で送る生活がそのままできそうな感じ。
ブランド品店では、お値段も、日本、シンガポールと比較すると、安く感じました。
流通経路が違うのでしょうか。ジャカルタでは、不自由ない生活ができそうです。


2011年10月10日月曜日

インドネシアの法人税

こんにちは。
とりあえずのインドネシア滞在が後1週間になり、
なんだか感慨深いものがあるインドネシア特派員のヒゲです。

さて、今日は先週に引き続き2008年インドネシア法第36号についてです。
この法律では、所得税以外にも法人税に関する規定もあります
(インドネシア語では、「所得税」も「法人税」も同じ単語
"Pajak Penghasilan"で、同じ法律で規定されています)。

この法律によれば、2010年以降の法人税は一律25%となっています。
また、上場企業の内、流通株式が全体の40%以上である企業は、
5%の減税が受けられるとなっています。

*2008年財務大臣令第PMK 238/PMK.03/2008号では、
上記減税基準がより詳細に規定されています。
それによると、

流通株式が300以上の株主に所有され、
上記株主はそれぞれ5%以下の株主である状態が、
年間半年以上(183日以上)続くこととなっています。
(流通株式を5%以上所有する株主が存在する場合、
その株式は流通株式とは見なされない)
例)流通株式が60%で、一般株主の中で
7%の株式を所有している株主が一人いる場合、
流通株式は53%と見なされる。

また、売上高500億ルピア以下の企業の場合、
48億ルピア分の課税所得に対し税率が半分になるとも規定されています。

小企業と、株式を多く流通さしている企業に優しい税制ですね。

*本記事の内容はあくまでも参考ですので、関連法令をインドネシア語の原文でご確認頂くか、現地の専門家にご確認頂きますようお願いいたします。

乗ってみました トランス・ジャカルタ

トランス・ジャカルタは、コタ駅とブロックM間
の幹線道路を40分ほどで
結ぶ、快適なエアコンバス。
道路わきにある専用ホー
ムの窓口で磁気カードを買い、
自動改札機に入れて乗車口へ
(カードは回収される)。
あまり混み合わないのでスリに
遭う確率は低く、英語による
停留所のアナウンスも流れる。
・・・・・」
とガイドブックにありました。

幹線道路を一般の自動車が
渋滞で混みあっていても、
すいすいとバス専用レーンを
走り抜けるトランス・ジャカル
タはなかなかのかっこよさ。


それで、乗ってみました。

エアコンは効いていました。                
混み具合も(ラッシュ時では
ありませんでしたが)
まずまず。
でも、床の痛みはひどく、
金属部分はすりへり、床板
がむき出しのところも。
それに、車内アナウンスの
機械が、いつ壊れたものな
のか(?)
車掌さんのような人が停車
場近くなると、叫んでました。
乗客も、窓の外の風景を
覗き込んで自分の目で確認
して、降りていました。

トランスジャカルタの運行が始まった頃には
(6~7年ほど前)外国人にも大変好評だった
というこのバス。メンテナンスの大切さを
改めて感じさせてくれました。

でも、いろんな人が乗り込んできて、面白かったです。

2011年10月9日日曜日

ビジネスの街 ジャカルタ

9月14日
ジョグジャカルタから、ガルーダインドネシアのドメスティックラインでジャカルタに到着。
インドネシアの首都、ビジネスの中心街。
スカルノハッタ空港から、タクシーでジャカルタの中心部に向かいました。(タクシーは
シルバーバードか、ブルーバードが安心らしいです)

高速道路に入ってすぐから、日本の企業の巨大な看板が目をひきます。
反対側をみれば、SOGOの文字が・・。SOGOが入ったショッピングモールと一体になった高層マンション群が見えました。え?ここはどこ??そんな気分になりそうなくらい
日本の企業の名称が多くておどろきます。

ジャラン・タムリンにさしかかると、高級ホテルやプラザインドネシア、グランドインドネシアといった高級ショッピングモールもみえてきました。



そして・・・ ジャカルタのシンボルといえば、これでしょう→ 
モナスの塔(独立記念の碑)、ここをぐるっと回って、ホテルに向かいました。
          
ジャラン・タムリンの沿道には、バンクインドネシアや各国の総領事館も軒を並べていますが、なんといっても日本の総領事館の大きくて立派なこと。古くから、貿易相手国としてまた、日本からの国際支援、国際協力などで親交が深く、
在留日本人の数も多い(公的に把握されている邦人・・
約4000人)ことによるものでしょうね。
その、総領事館の前をタクシーが通りかかった時、MOCOさんが、建物に掲げられた横断幕(これも巨大でした)をするすると訳してくれました。
その内容は、
「われわれ日本国民は、この度の東日本大震災における、
インドネシア国民の皆様の暖かいご支援に深く感謝いたします」でした。
東日本が被災した時、インドネシアの外務大臣がおっしゃった言葉を思い出しました。「今まで日本に受けてきたご恩返しをさせてください」と。少し胸が熱くなる思いで、ひとまずホテルにチェックインいたしました。
            

2011年10月6日木曜日

学生の街 ジョグジャカルタ

古くからの都 ジョグジャカルタは、インドネシアの各地から小中学生や高校生まで
、歴史の勉強や修学旅行に訪れる場所だそうです。そう、ちょうど京都のような感じ
でしょうか。王様の宮殿や、ボロブドゥールでは、たくさんのお揃いの制服姿の学生達
を見ました。

同時にジョグジャカルタは、人口約300万の内4割が学生で占められています。
なぜかというと、ここには57もの大学と専門学校があり、全インドネシアの7割が
集中しているからです。
街を車で走っていると、確かに歩く人、バイクの群れ・・皆若い人です。学生さんの街
なので、下宿やさんが多く、食べ物やさんも安くておいしい屋台がいっぱい。また、
どの店でも学生割引があるのだとか。活気があって楽しそう。
暮らしてみたくなります。

大学の構内の駐車場は、必ずバイクでいっぱいなのに、高級車で駐車場が
いっぱいの大学を見つけたので、聞いてみたら、「ここは経済や会計を学ぶ
大学で、親がお金持ちの人が多く、卒業すれば必ず大きな企業に就職できるので
皆が入りたい大学」と言っていました。
今、インドネシアは経済を学ぶ人や会計人を必要としているんですね。
驚きました。

歴史の街、学生の街ジョグジャカルタ。
外出ばかりしていたので素敵なホテルの探索も出来ないまま2日間が過ぎました。
明日の早朝ホテルの庭園をお散歩して、いよいよジャカルタに飛びます。
夜のプランバナン寺院
地震で周囲は崩れたものの、ライトアップされて美しい姿を
見ることができた。




2011年10月5日水曜日

インドネシアの空港で①

ジャカルタの空港で見つけたもの↓

飲み物の自動販売機です 。

日本では当たり前に設置されている自動販売機ですが、インドネシアでは今まで見たことがありませんでした。
以前日本にいたインドネシアの人が言っていました。「日本はすごいよね。誰も(自動販売機を)持って行かない。インドネシアだったらみんなが持っていっちゃうよ。」 だそうです。
冷たい飲み物、小銭、機械の部品が誰も見張らずに置いてあるのに、誰も持っていかないのがすごいというのです。(インドネシアでは機械の細かい部品も売買されます。)
(ちなみにみんなが部品に解体して持って行ってしまうために家電ごみの放置は全くありません。)


自販機の使い方も写真で説明されれいます。
字の読めない人でも分かるように字は書かれていません。


















買ってみたいのか、見慣れないこの機械が気になるのか、自販機の前でうろうろしているインドネシアの人を多く見かけました(笑)

まだまだ自販機はどこにでもある機械ではありませんが、最近経済発展の著しいインドネシア、きっとあっという間にインドネシア中に広まっていくのだろうなぁと思っています。

王様の持ち物(歴史の街 ジョグジャカルタ)

その昔 王様が乗った輿
歴史の街 ジョグジャカルタは王宮に王様が今でもお住まいになっています。
この日はもうすぐとりおこなわれるという王女さま(5女の)の結婚式のための
音楽隊の練習がおこなわれていました。様々な金属製のおわんのようなものを
たたいたり、ガムランや、笛などを合わせていましたが、時間差で聞こえてくる
その響きは合ってるのか、合ってないのか・・・よくわかりません。おじいちゃんの
家来の方(家来は今でも王様に仕えているのだそうです)が出遅れているような
気がしましたけど・・。

現在の王様は、先の大統領選挙では、副大統領も務められたそうです。
政治に対する姿勢の違いから一期のみで辞されたそうです。
ジョグジャカルタは、ずっと王様の世襲制でジョグジャカルタを治めて
来られたそうですが、他の県と同様にそろそろ、民主的に投票で知事を
選んだらどうかという意見もあるらしいのです。
でも、なんせ、王宮や古い遺跡となった王宮跡などに家来といわれる人を
たくさん抱え、またジョグジャカルタの街の9割が王様の土地だそうですから、
他の人が選挙で選ばれる可能性は限りなく低いかもしれません。


王様の家来
頭にはバティックの布製の帽子(髪の毛をくるんでいる)。腰には聖剣クリス。足は王宮内ははだし。といういでたちの家来の方たち。ちょっと高齢化してるかも。


←クリス






王様の選挙についてふれましたが、インドネシアでは、選挙が近づくとそこかしこに
大きな、おじさん達の顔写真がついた看板が立ち並びます。
なんでも、ここインドネシアでは文字が読めない人達でも投票できるように、投票し
たい人の顔のところに穴をあけて、意思表示をすることになっているからだそうです。
島々によって、また村によっても言葉や文字も違い、インドネシア語(この言葉で
統一しようとして作られた)も、高齢者にはわからない人も多いそうなので、とても
良い方法ですよね。
でも、すごいイケメンだったら、顔に穴があけられないかも・・・と思うのは私だけで
しょうか。中年のおじさんばかりで(失礼)、看板を見る限りそれは余計な心配かも
しれません。

NOCCO

秋の訪れ

朝夕、空気が冷たく感じられるこの頃。
金木犀
一日の中でも気温の差が激しいので、
お風邪をひたりしていらっしゃいませんか。

秋晴れの中、街を歩いていたら大好きな
香りが・・・もう金木犀が咲き始めたんですね。

                                   
さて、経営者の皆様には、年末までのひと頑張り
の時期でもあり、また年末ほどのバタバタはないので、
落ち着いてこれからの事業の見通しを立てる良い時期
ではないでしょうか。
当事務所も、じっくり皆様からのご相談をお受け出来る
時期でもあります。
事業や会計の内容で、新しく取り組みたいこと、変え
ていきたいとお考えのこと・・・。なにかございましたら、ご一報下さい。
ご一緒に考え、進めてまいりましょう。


また、資産の管理や、相続に関するご相談も
承ります。迷わず、ご相談下さい。

2011年10月3日月曜日

インドネシアの所得税

こんにちは。
日本への帰国が目前に迫り、公私ともにばたばたとしているヒゲです
(インドネシア特派員のヒゲとMocoはしばらく日本に帰国します)。

さて、今日はインドネシアの所得税について書いてみます。
インドネシアの所得税と法人税に関しては、2008年インドネシア法第36号
(UU No.36 Tahun2008)で規定されています。

それによると、税率は

1. 年収5000万ルピア(約50万円)以下 5%
2. 年収5000万ルピア超、
2億5000万ルピア以下         15%
3. 2億5000万ルピア超、
5億ルピア以下            25%
4. 5億ルピア超            30%

*政令に定められた条件を満たした場合、最高税率は25%

となっています。

所得税は源泉徴収されることとなっており、
その際、納税者番号(NPWP)を持っていない場合は
上記税率に20%の税率が加算されることとなっています。

また、所得税の非課税対象は年間所得が1584万ルピア(約15万5千円)
(月額132万ルピア(約1万3千円))となっています。
これに、既婚者は132万ルピアが加算され、また扶養家族がいるものは、
家族1人に対して132万ルピアが加算されます(最大3名まで)。

この非課税対象ですが、2011年の各州の最低賃金を見てみると、
インドネシア全土33州のうち4州で132万ルピアを超えており、
(扶養控除を考慮しない場合)理論上は正規雇用されている人で
非課税対象になる人がいないことになっています。

近年、インドネシアでも人件費が高騰していますが、
その急騰ぶりを表しているような気がします。

*本記事の内容はあくまでも参考ですので、関連法令をインドネシア語の原文でご確認頂くか、現地の専門家にご確認頂きますようお願いいたします。

歴史の街、学生の町ジョグジャカルタ

12日夕方  ジョグジャカルタ着 
        到着時刻の遅れでこの日の予定はキャンセルに。
        ジョグジャカルタ・ハイアットで遅い食事をとろうとレストランに
        出向いたら、パーティが催されていました。庭園レストランの
        片隅で聞いているとMCが「ガルーダインドネシア・ソロ!」と
        何度も連呼していました。ガルーダインドネシア航空
        のソロオフィスの開設記念パーティのようでした。 
        男性も女性も皆さんバティックを着用。
        インドネシアの正装でした。


←ジョグジャカルタ ハイアットの
  ロビーラウンジ
  ボロブドゥールをイメージした石造り
  とても落ち着いた雰囲気



13日    早起き(午前4時半出発)、
        ボロブドゥールのサンライズに
        車で出発。
       火山の噴火で村1つが無くなった     ・・・という村を横目に、真っ暗な中を走り抜けました。
午前6時少し前ぼーっと空が明るくなり・・・
椰子の木の原生林がもやの中に浮かび上がり
神秘的でした。

      
     
 やがて、夜が明けると、自分が歴史あるものの中に立っていることが実感できます。お話が描かれた回廊。一度は見てみたいと願っていた場所に自分が立っていることの不思議。そして、何より、この大きな建造物が火山灰によって埋まり何百年も忘れ去られていたという不思議も、この場所に立つと、何だか、それも理解できるような気持ちになります。







ボロブドゥール全景
ジャワ原人から始まる長い歴史を持つインドネシア。1000数百年前には、石造りのすばらしい建造物を作る技術を持ち、ヒンドゥー教や、仏教イスラム教に影響された独特の文化を形成していったんですね。なかなか奥深いですし、興味は尽きません。




2011年10月2日日曜日

スラバヤの空港で

9月12日

マカッサルからスラバヤまでは順調な空の旅でした。
スラバヤは、ジャワ島第2の都市といわれる、商業、工業の
集積地です。スラバヤが近づいてくると、空からも広大な敷地に
大きな平屋根で覆われた工場のような建物が、そこかしこに
見えました。港にはクレーンが何基も並び、タンカーが横付けされ、
製造業を担う工業地帯の都市の顔が見えてきました。

ロビーや通路では、製造業等の工場で働いているらしい人を多く
見かけました。
ジョグジャカルタ行きの便を待つ間、空港内を探索。
売店で、妙なものを発見。匂いと、売るスタイルに
本当に驚きました。
↑燻製にした魚をつるして売っていました。
エアポート内の売店としては、匂いにあまりこだわらない
ダイナミックなつるし売り。
乗り継ぎのため2時間半を、ウロウロして過ごし、搭乗時間になったので
ゲート付近で待つものの、
なかなか搭乗便のコールがなく・・・待って・・ひたすら待ってさらに2時間半
突然ゲートは開かれ、
やっと、ジョグジャカルタに出発の運びとなりました。
遅延の理由を聞くと、機体の整備が上手くいかず、結局別の機材で飛ぶとのこと。
そういえば、mocoさんが言ってました。「とにかく、その日のうちに飛んでくれたら
よし、よ」と。確かにインドネシアの人たちは、文句も言わず、怒りもせず、
ゲートが開いたら・・どどどっと乗り込んでました。

日本なら、5分遅れても「大変ご迷惑をおかけし・・・」のコールが入り、2時間半
なら、その日のニュースになりそうです。時間に関する感覚が違うのでしょうね。