2011年8月31日水曜日

インドネシアのモールにて…

先日友人とモールをぶらぶらしていた時のこと。トイレに行こうという話になり、トイレを探しているとこんな案内板が↓


「TOILET」とかそういった文字もなく、トイレと非常口を絵のみで表現…
地方から出てきた字の読めない人でもわかるようにという配慮でしょうか?
それにしてもいつも見慣れたトイレの案内版の男女よりも、上の二人は相当切羽詰ったように見受けられます…


そしてトイレの入り口にはこんな看板が↓
見えにくいかもしれませんがだんだんトイレに行きたくなっている様子が伺えます。
一番下の絵なんて、もうなんだかかわいそう…

なんでこんな表示にしたんだろう…?
インドネシアは不思議がいっぱいです。





2011年8月29日月曜日

2011年第2四半期インドネシア経済成長

こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。今回は、前回に引き続き8月5日にインドネシア中央統計庁から発表された経済報告について書きたいと思います。

8月5日に発表された「2011年第2四半期インドネシア経済成長」によると、2011年第2四半期の国内総生産は2011年第1四半期に比べて2.9%、2010年第2四半期と比べると6.5%の成長を見せたとのことです。

第1四半期に比べ最も成長が大きかったセクターが、小売り・ホテル・レストランセクターで4.2%、一方で2010年第2四半期と比べて最も上昇率が高かったのが交通・通信セクターの10.7%、小売り・ホテル・レストランセクターの9.6%、建設セクターの7.4%となっています。

前回でも書いたように、ここのところのインドネシアの個人消費には驚かされるばかりで、生活の周囲で成長を実感しているところですが、小売り・ホテル・レストランセクターで伸びが高いというのもこの「実感」を裏付けているような気がします。

2011年8月24日水曜日

インドネシアの写真屋さんで…

先日写真の現像をしに写真屋さんに行ってきました。
30分くらいで現像が終了するということで、いすに座っていたのですが、ふと目の前を見るとこんな張り紙が↓

















よくわからないという方、ピンクの張り紙に注目してください。



…日本語訳は以下のとおりです

写真修正します

-リタッチ 美肌修正
-リタッチ 目を大きくします
     …毛量を増量/減量します
-リタッチ 痩身修正
-リタッチ 開いた口を閉じさせます
-白黒写真をカラー写真に変更します 



目を大きくして痩せさせて美肌にして、毛の量も変えられるなんて、もはや別人になれそうです…
インドネシアでは写真の修整を行うのは特別なことでないようで、タクシーに乗るとドライバーの顔とタクシーのダッシュボードの上の写真の顔が別人なことは日常茶飯事です。(インドネシアでタクシーに乗る機会があったらぜひ見比べてみてください。)

「目を大きくして、体(特に手足)を細くして!!」なんて注文してみたいけど、とても恥ずかしくて注文できたことはありません。ちょっと憧れますけど。

2011年8月22日月曜日

インドネシアの経済動向

こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。過去3回はインドネシアの税理士について書いてきましたが、第4回の今回はインドネシアの経済動向について書いてみたいと思います。

8月5日、インドネシア中央統計庁から「2011年第2四半期景気動向指数及び消費者動向指数」の発表がありました。

「2011年第2四半期景気動向指数及び消費者動向指数」によると、第1四半期に比べ第2四半期の景気動向指数は105.75で成長しており、最も伸びが大きかったのが金融、不動産、サービス業セクターだそうです。そして、第3四半期の予想値は108.51でさらなる成長が見込めるとのことでした。

消費者動向指数も106.36で第1四半期より上昇しているとのことです。インドネシア全33州で消費者動向指数が上昇しており、一番の上昇率を記録したのが、私たちが住んでいる南スラウェシ州ということでした。こちらも景気動向指数同様、第3四半期は第2四半期以上の上昇が見込まれるとのことでした。

最近、例えば携帯電話一つとっても、携帯売り場を覗いてみると日本円にして1台何万円もするブラックベリーが飛ぶように売れていたり、周囲でブラックベリーやギャラクシー所有者が急増していたりと経済成長を肌で感じていただけに、今回の報告書を読んでいて、「やっぱり南スラウェシの消費はあがっているんだ」と納得しました。


2011年8月17日水曜日

バナナの心臓(jantung pisang)

インドネシアには「バナナの心臓(jantung pisang ジャントゥン ピサン)」と呼ばれる食材があります。野菜売り場で売られているこれ↓。
一体なんだと思いますか?




実はこれ、バナナの花のつぼみなんです。



たけのこのように何枚もの皮(花びら?)に覆われていて調理するときにはそれを一枚ずつ剥がしていきます。途中でバナナになるはずだったたくさんのめしべが並んで出てきます。





白くやわらかい部分が出てくるまで皮をむきます。




















あとはナイフで削るように切り、スープなどに入れて食べます。そのものに味やにおいはほとんどなく、シャキシャキした食感が特徴です。















インドネシア人の友人の家でこの食材に出会ったときは見た目もバナナのつぼみということにも衝撃を受けました。
せっかく調理の仕方を教えてもらったのですが、なかなか自分で買ってきてまで料理してみようと思えないインドネシア食材の一つです。

2011年8月15日月曜日

インドネシアでの税理士への通

こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。

前回、前々回とインドネシアの税理士試験について書きましたが、今回は税理士試験に合格後、税理士になるための手続きについて書きたいと思います。

税理士試験同様、税理士になるための手続きもインドネシア共和国財務大臣令第485/KMK.03/2003で規定されています。それによると、税理士になるための条件は、

1. インドネシアに居住するインドネシア国籍所有者であること。
2. 学士以上の学位取得者、または財務省税務総局を定年退職した者。
3. 政府機関、または国営企業で働いていない者。
4. 品行方正で、それを証明する推薦状を提出できる者。
5. 納税者番号を取得している者。
6. 税に関する義務を全て遂行している者。
7. インドネシア税理士協会に加入する意志のある者。
8. 税理士試験に合格した者。

となっています。また、税理士として活動するためには、上記条件を満たして税理士となった上で、財務省税務総局に申請する必要があるとなっています。

インドネシアにおける特徴は、インドネシア国籍所有者しか税理士になれない点や、品行方正を証明する書類が必要な点などでしょうか。

2011年8月10日水曜日

インドネシアで雨の日に…

インドネシアではまだまだ経済的な理由で車の代わりにバイクに乗る人たちが多くいます。車画渋滞していても車の間を縫って走れるので爽快?かも知れませんが、雨が降ると快適な乗り物とはいい難そうです。

そんな雨の日、インドネシアの人たちはどうするのかというと、

カッパを着てバイクに乗ります。
(↓これは一人の場合)















2人や3人でバイクに乗り合わせている場合(インドネシアではよく見られる光景です)、こうなります↓。


後ろに乗っている人たちは運転手の後ろに二人羽織のようになってカッパを被って走行します。
(写真は3人乗りをしているところでしょうか…)


なんだか蒸れそうですね…

インドネシアからのレポートでした。

2011年8月8日月曜日

インドネシアの税理士試験(2)

こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。

前回はインドネシアの税理士試験についてお知らせしましたが、今回ももう少しインドネシアの税理士試験について見ていきたいと思います。

まず税理士試験ですが、インドネシア共和国財務大臣決定第485/KMK.03/2003「年に最低2回以上実施されること」と規定されています。

そこで税理士試験のパンフレットを見てみると、2011年度は1月、5月、7月、10月の4回実施されるとなっています(ただし、5月は科目合格者のみ受験可)。

その他税理士試験の要項を要約をすると

1. 試験科目はAが6科目、Bが5科目、Cが4科目。
2. 1科目100点満点で60点以上で合格。
3. 科目合格が認められ、A、B、C、それぞれで2年間の間に4回まで繰り返し試験が受けられる。4回の間に、または2年の間に全ての科目に合格できない場合、科目合格は取り消しになる。
4. 受験料は、登録料が30万ルピア(約3000円)、
【新規受験者の場合】
1) Aが200万ルピア(約2万円)
2) Bが350万(約3万5千円)ルピア
3) Cが600万ルピア(約6万円)
【科目合格者の場合】
1) Aが1科目35万ルピア(約3500円)、または最大200万ルピア
2) Bが1科目65万ルピア(約6500円)、または最大350万ルピア
3) Cが1科目150万(約1万5千円)ルピア、または最大600万ルピア

7月の試験の合格発表は8月16日が予定されているようです。合格発表が近づき、今頃受験者は緊張しながらその日を待っているのでしょうか。

2011年8月1日月曜日

インドネシアの税理士試験

こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。もう一人の特派員Moco(もちょ)はインドネシアの文化や生活などについて書いていますが、ヒゲはインドネシアの税に関する法律などについてお伝えします。

1回目の今日は、インドネシアの税理士試験についてです。インドネシアの税理士試験についてはインドネシア共和国財務大臣決定第485/KMK.03/2003(一部インドネシア共和国財務大臣令第98/PMK.03/2005で改正)で規定されています。

それによると、税理士試験において

  1. 受験者はインドネシア国籍を有する学士以上の学位取得者(専攻は問わない)であること。
  2. 試験はA、B、Cの3段階に分かれていて、Aの合格者にBの受験資格、Bの合格者にCの受験資格が与えられる。
  3. Aを合格した時点で税理士資格を得られ、Aの取得者は個人に対する税務、Bの取得者はAに加え法人に関する税務の一部、Cの取得者は国際会計及びBを含む全ての法人に関する税務、を行うことができる。

となっています。このほかに、科目合格があることや、その科目合格の有効期限が2年間であることなども規定されています。日本と似ているところ(科目合格がある)もありますが、似ていないところ(3段階に分かれている、科目合格に有効期限がある)もあり、ところ変われば制度も変わるものですね。