銀杏の樹もすっかり枝だけに
なってしまいました。
日本海側では雪景色になって
いるところも多いようですね。
生活に支障をきたすことの
ないようにと願ってしまいます。
さて、年の瀬も押し迫ってきた17日(日)に岡フィルの
定期演奏会があり行ってきました。
プログラムはビゼーの「カルメン」とチャイコフスキーの
「悲愴」でした。どちらも楽しみましたが、「カルメン」
では、様々なソロ楽器の音色を聞き分ける楽しみが加わり、
バイオリンなど弦楽器でも弓で弾くほかに指ではじき出す
音色が曲を面白く豊かにしていました。
ここ数年は岡フィルの団員の方が増え音の厚みも増し、
演奏技術もさらにアップされたように感じるのは私だけで
しょうか。「やはり生はいいな」と思わせてくれました。
今回の岡フィルの演奏会場は2年ぶりに幸田町民会館。
岡崎や額田や幸田町の方なら「あぁ、あそこね」という
くらいよく知られた素敵な施設なのですが、なんとも
残念なのがアクセスの悪さ・・・
私は、名古屋からなので、JRで岡崎乗り換えの幸田駅下車。
そしてタクシーで会場へ。
帰りもそうしようとタクシー会社に電話して待っていると
若いお嬢さんから「同乗させていただけないですか」との
お声かけが。そしてまた、今度は妙齢のご婦人からも。
一人も三人も同じ事ですから幸田駅までご一緒する
ことになりました。
幸田駅でも待ち時間があったため演奏
のことやら、どうして岡フィルを聞きに来たのかなど様々
なお話が飛び交い、とうとう電車の中では名刺を交換した
り、お嬢さんは、近くご結婚の予定だと知ったりしました。
袖すりあうも他生の縁とやら・・・ほんの短い時間に抵抗な
く人と近くなれたのは音楽の持つ力のお陰かなと感じた出来
事でした。
ほんの一瞬のお付き合いでしたが、若いお嬢さんのお幸せな
結婚生活と、妙齢の優しいご婦人のご活躍を心ひそかに祈り
ました。
良い時間をいただきました。
色々あった一年 バイオリンの音色が心にしみました |