2011年11月7日月曜日

インドネシアの嗜好品販売税

こんにちは。
日本に帰ってきてから早1ヶ月が過ぎようとしていますが、
再び約1週間インドネシアに戻ってきてしまった
インドネシア特派員のヒゲです。

さて、今日はインドネシアの嗜好品販売税について書きます。
先週は付加価値税について書きましたが、
インドネシアではこの付加価値税の他に贅沢税とも言うべき、
嗜好品に対する税金があります。

この税金についても2009年インドネシア法第42号で規定されており、
その税率は10−200%、輸出されるものに関しては税率0%となっています。

では、どのようなものがこの嗜好品販売税の対象になるのかというと、
「別途政府令で定める」となっていますので、それらが定められている
2000年政府令第145号及び2006年政府令第12号、それに
2008年財務大臣令第137号及び2009年財務大臣令第103号
を見てみたいと思います。


いろいろあるのですが、身近なものをあげていくと
税率10%
1. セダン、ステーションワゴン以外の車両で
定員が10−15名のもの全て
2. セダン、ステーションワゴン以外の車両で
定員が10名以下、2駆で1500CC以下のもの
3. 洗濯機(容量10キロ以上)
4. テレビ(17−43インチ)
5. デジカメ(200万ルピア以上)
6. 冷蔵庫(180−230リッター)
7. エアコン(1−2PK)


税率20%
1. セダン、ステーションワゴン以外の車両で定員が10名以下、
2駆で1500CC超2500CC以下のもの
2. ダブルキャビンの車両で、定員が3名以上、
2駆、または4駆で5トン以下のもの
3. 区分所有権なしの家及びタウンハウス(350平米以上)、
区分所有権ありのアパート・コンドミニウム(150平米以上)、等
4. 冷蔵庫(230リッター超)
5. テレビ(43インチ超)
6. エアコン(2−3PK及び車両用)
7. 電子レンジ

税率30%
1. 1500CC、定員10名以下のセダン及びステーションワゴン
2. セダン、ステーションワゴン以外で定員10名以下、
4駆で1500CC以下のもの

税率40%
1. セダン、ステーションワゴン以外で定員10名以下、
2駆で2500CC-3000CCのガソリン車
2. 定員10名以下、4駆で1500CC-3000CCのガソリン車
3. 定員10名以下、4駆で1500−2500CCのディーゼル車

税率50%
1. ゴルフ用車両

税率60%
1. 250CC-500CCの二輪駆動車
2. 雪上車、登山車等特別な目的のために作られた車両

税率75%
1. 定員10名以下の3000CC以上のガソリン車
2. 定員10名以下の2500CC以上のディーゼル車
3. 500CC以上の二輪駆動車

特に車が細かく規定されており、少し複雑ですね。

*本記事の内容はあくまでも参考ですので、関連法令をインドネシア語の原文でご確認頂くか、現地の専門家にご確認頂きますようお願いいたします。

2 件のコメント:

  1. あのう、雪上車とかっていう品目もありましたけど、インドネシアでそのような項目がよく思いついたものですね。
    輸入する人がはたしているのでしょうか。面白いです。

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  2. こんにちは。コメントありがとうございました。

    本当に、私も法律を見た時は同じような突っ込みを心の中でしました。
    少なくとも、インドネシアでそれを使う機会はないと思うのですが、、、、。
    お金持ちが所有して、雪のある国に行くときに持って行くのでしょうか。

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