2011年8月8日月曜日

インドネシアの税理士試験(2)

こんにちは。インドネシア特派員のヒゲです。

前回はインドネシアの税理士試験についてお知らせしましたが、今回ももう少しインドネシアの税理士試験について見ていきたいと思います。

まず税理士試験ですが、インドネシア共和国財務大臣決定第485/KMK.03/2003「年に最低2回以上実施されること」と規定されています。

そこで税理士試験のパンフレットを見てみると、2011年度は1月、5月、7月、10月の4回実施されるとなっています(ただし、5月は科目合格者のみ受験可)。

その他税理士試験の要項を要約をすると

1. 試験科目はAが6科目、Bが5科目、Cが4科目。
2. 1科目100点満点で60点以上で合格。
3. 科目合格が認められ、A、B、C、それぞれで2年間の間に4回まで繰り返し試験が受けられる。4回の間に、または2年の間に全ての科目に合格できない場合、科目合格は取り消しになる。
4. 受験料は、登録料が30万ルピア(約3000円)、
【新規受験者の場合】
1) Aが200万ルピア(約2万円)
2) Bが350万(約3万5千円)ルピア
3) Cが600万ルピア(約6万円)
【科目合格者の場合】
1) Aが1科目35万ルピア(約3500円)、または最大200万ルピア
2) Bが1科目65万ルピア(約6500円)、または最大350万ルピア
3) Cが1科目150万(約1万5千円)ルピア、または最大600万ルピア

7月の試験の合格発表は8月16日が予定されているようです。合格発表が近づき、今頃受験者は緊張しながらその日を待っているのでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 受験料、高いですよね。これで、受験しようとする人を、選別?してるかもしれないですね。まさかね。

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  2. コメント、ありがとうございます。

    収入が高い職業の場合、その職業に就くまでに多くの支払いがある(知り合いの、その知り合いの話では、息子が警察になる試験に合格したところ、警察になるために十数万円の支払いを求められたそうです。こういった事例は、時々新聞でも目にします)のが現実のようです。

    有名国立大学の学費が高いので、バリの高校の先生に「国立大学の学費が高いと大変ですよね」と聞いたことがあるのですが、返ってきた答えが「有名大学を卒業するといい会社に入れ、その後の収入が高くなるので学費が高くても元は取れます」と言われたことがあります(だいぶん昔の話ですが、、、)。

    結局、その真相はどこにあるのかわかりませんが(純粋に、専門家を育成するのにお金がかかり、政府の補助金がないのでなりたい人が支出するしかないのかもしれません)お金持ちしかお金持ちになれる職業に就けないという悪循環がまだまだ存在しているような気がします。

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