2010年11月29日月曜日

JUSTICE「正義」

この秋、素敵な本に出会いました。ハーバード大学マイケル・サンデル教授の
「これからの正義の話をしよう」と「ハーバード白熱教室講義録」です。

殺人に正義はあるのか?、命に値段はつけられるのか?課税に正義はあるのか?
サンデル教授の講義の中でとりあげる例題は時には非常にショッキングであったり、
厳しい批判のようでもあったりするのですが、その根底にある哲学を私達に身近に
考えられるように巧妙に取り上げられています。

サンデル教授は、講義の名手と言われるそうですが、本の中でさえ、学生さん達との
熱いやりとり、知識を得て納得へそして新たな疑問へと展開していく講義の中の興奮
が伝わってきます。

学問てこんなに、楽しいものなんだ、とあらためて感じました。
哲学は、古くて堅苦しいものなんて大間違い。
今の社会にこそ必要な社会正義。それを考える意欲がわく本でした。
心躍る体験ができますよ。


1 件のコメント:

  1. 今の時代だからこそJUSTICEを明快に示してくれるサンデル教授が支持されるのでしょうね。日本の政治家ももう一度政治倫理や社会正義の原点に立ち返るべきでは・・・?

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